こんにちは、もちこです。
今回は中小企業診断士2次筆記試験に役立つ語呂合わせを紹介します。
語呂合わせを覚えておくと、重複なく多面的に解答を書くことができます!
特に1次試験をストレートで受かった方などは、まだ1次の知識も定着しきっていない状態での2次試験受験となるかと思いますので、
2次試験でできる簡単な対策として覚えておくことをお勧めします。
私も紹介するものを試験が始まったら問題用紙の端っこに書いておくようにしました。
それでは早速参りましょう!
事例Ⅰ 組織・人事
組織・人事をテーマにした問題である事例Ⅰ
今後の施策について問われて、うっかりマーケティング的な解答を書くと大きく題意を外す恐れがあります。
そんな事例Ⅰで私が活用していた語呂合わせはこの2つです。
- 茶化(ちゃか)
- 毛深い猫
茶化
ちゃかってなんだ?と思う人もいると思いますが、この言葉自体には何の意味もありません。
しかし、この漢字を分解することで人的資源管理施策のキーワードが生まれてきます。
「茶」を分解すると「サハホ」となり、「化」を分解すると「イヒ」になります。
このカタカナが人的資源管理の施策(人事的な施策)を書くときの切り口になります。
- サ→採用(中途採用による即戦力化、新卒社員採用など)
- ハ→配置(適材適所の配置転換、女性社員の登用など)
- ホ→報酬(成果主義・実績主義の導入、インセンティブの導入など)
- イ→育成(OJT・OffJTの導入など)
- ヒ→評価(公正公平な評価基準を設けた成果主義など)
毛深い猫
毛深い猫は猫飼いさんには覚えやすい語呂合わせですね。
これは組織に関する施策を考えるときのキーワードが生まれてきます。
- ケ→権限委譲(社長から部門長への権限委譲など)
- ブ→部門(専門部署の設置、事業部制の導入など)
- カイ→階層(階層を少なくして意思決定の迅速化など)
- ネ→ネットワーク(外部企業とのネットワークを強化など)
- コ→コミュニケーション(営業・製造部門のコミュニケーション強化、定例部門間会議の実施など)
事例Ⅱ(マーケティング・流通)
事例2の語呂合わせは・・・!といきたいところですが、実は私は事例2は語呂合わせを使っていませんでした。
ただし、それぞれの施策を考えるときに最も意識していた点は、
その施策によって以下の3点の何が向上し売り上げ改善につながるのか?という点です。
・客単価
・客数
・利用回数
例えば「品揃えで関連品を増やしついで買いを狙う→客単価向上」「~体験会を実施→客数を増加」「メンテナンスサービスを実施→利用回数の増加」といったように、記入した施策がきちんと売り上げにつながることが大事です。
詳しい対策は別の機会に・・・
事例Ⅲ 生産・技術
事例3は、ほぼ暗記科目なので最終的には「~と聞かれたら・・・と答える!」と瞬時にいえるようになるのが得点源とする近道です。
いくらでも語呂合わせを作ることができると思いますが、私が使っていたのは次の3つです。
QCD
これは語呂合わせというか、頭文字を並べただけですが最もよく使います。
というよりもこの問題が何について問われているのかを考える、問題文の切り分けに活用できます。
(ちなみに私はどうしてもこの3文字を見ると、青い鳥文庫のパスワードシリーズを思い出すんですよね・・・証明終わり QED!)
- Q→クオリティー(品質)
- C→コスト(費用)
- D→デリバリー(納期)
です。
例えば、「OJTにより技術向上し品質の改善」「ABC分析を行い資材管理を強化しコスト高を解消」「作業計画の短サイクル化により飛び込み受注に対応し納期遅れ防止」などと答えることができます。
DRINKS
IT化や情報システムについての設問があった場合に、定型文化して答えられるようになります。
- D→データベース
- R→リアルタイム
- I→一元管理
- N→ネットワーク
- K→共有
「営業・生産・出荷データベースをネットワーク化し一元管理することでリアルタイムに情報を共有できるようにする」
といった解答を作ることができます。
事例Ⅳ 財務・会計
事例4も語呂合わせは使っていませんでしたが、経営分析の切り口は必ず「収益性・安全性・効率性」の観点で書くようにしていました。
令和3年の試験では、問題点ではなく課題が問われていたので「~で収益性が低い」と答えるのではなく「・・・により収益性を向上する」と回答することが肝でした。
語呂合わせはたくさん覚えるべき?
私は語呂合わせは自分が苦手な事例で必要な分だけ覚えるべきだと思います。
作ろうと思えばいくらでも作れるのですが、自分にしみない語呂合わせは本番思い出せなくて詰みます・・・
しかし、2次試験まで時間がないときには非常に有効ですので、ぜひ中小企業診断士受験生のみなさんのお役に立てればうれしいです。
それでは!