【中小企業診断士】2次試験に向けてまず取り組むこと

こんにちは、もちこです。
令和3年(2021年度)の中小企業診断士試験に1次試験合格したものの、2次試験不合格でした。
その後勉強法を見直し、令和4年(2022年度)の2次試験に合格しました。

今回は2次試験の筆記試験対策で私が行ったことの概要を紹介したいと思います。

さっぱり勉強法がわからない!対策はどうしたらいいの?とこれから勉強を始める方向けになっています。
また別の記事で一歩踏み込んだ勉強法も書いていきたいと思いますので、まずは入口から・・・!

2次試験に進んだ!さあまず何をしよう?

独学?予備校?どっちにするか決めよう

1次試験を通過後、まず何から取り組んでいいかさっぱりわからないはずです。

まずは自分が「独学で進むのか」「予備校に申し込むのか」を決めます。
私は1年目は独学、2年目は予備校に申し込みました。

おすすめは「予備校に申し込むこと」です。

なぜなら、2次試験は筆記試験のため試験当日まで正解のわからない試験です。

そのため筆記で自分で採点をすると間違いなくバイアスがかかります。
後述するふぞろいシリーズを使って採点をすると、キーワードが入っているだけで点数を入れてしまいますが、意外と意味が通じづらい文章になっていることがあります。これが落とし穴です。

予備校に申し込み、客観的に採点してもらうと自身の足りていない部分が構成力なのか、多面的な切り口なのかがわかります。

いくつかの予備校について調べたのでこれは別記事で紹介したいと思います

模試だけでもいいですが、模試もいろんな予備校に申し込みすぎると採点基準が微妙に異なって自分が混乱するので、2校くらいがおすすめです。

定番本を揃えよう

2次試験対策には受験生がほぼ全員買うのではないかという本があります。
最低でも、この2シリーズは揃えておいたほうがいいかなと思いますので紹介します。

ふぞろいシリーズ


ふぞろいシリーズは各年度の再現答案を受験生から集めたうえ、合格答案・各ランクの答案例を掲載しています。

独学で進める人にとっては、これが解答例になるので必須になります。
(不合格者には各事例がA~Dどの採点ランクに該当していたかのハガキが協会から届きます。合格者は口述試験の案内のみ届きますが、後ほど得点開示請求をして自身のランクを確認する人も多いようです)

私は1年目の受験時にふぞろいは2冊購入しました。
2年目は購入していませんが、1年目に買ったものをかなり活用しました。

  1. ふぞろいな合格答案(エピソード14;2021年度版)
  2. ふぞろいな合格答案 10年データブック

1は、毎年1回発売される、解答にたどりつく考え方まで含め2年分の答案をまとめたものです。
2は、10年分の答案をまとめたものです。考え方は載っていません。

使い方は、過去問を解く→ふぞろいで点数をつけるという方法です。
ただし、ここで注意なのは自分で丸付けをすると前述の通りバイアスがかかりますので、
「自身の解答と、ふぞろいの解答の着眼点があっているか?」という点でチェックすることをお勧めします。

予備校に申し込めば過去問の答案の採点サービスもある場合がありますが、予備校の採点に納得いかないこともあるので、ふぞろいもあったほうが「合格者の多くが記載していた切り口」を知ることができるのでお守り替わりに手元に置いておくといいです。

全知識・全ノウハウ

いわゆる全知全ノウと呼ばれるシリーズの1つです。
私が購入したのは↓のものです。

中小企業診断士2次試験事例Ⅳの全知識&全ノウハウ
特に得意・不得意が分かれる事例Ⅳ(財務・会計)の過去問と解法が掲載されています。
私は不得意科目だったので、これにかなり助けられました。(ただ間違いでは?と思うところもありますので気を付けて・・・)

その他、事例Ⅰ~Ⅳを解く上で持っておきたい知識をまとめた「全知識」、事例Ⅰ~Ⅳの過去問の解法をまとめた「全ノウハウ」があり持ってはいましたが、最終的にはこの事例Ⅳに特化したものだけでよかったかなと思ってます。

問題を解きまくろう

採点ができる準備が整い、考え方の基本が習得したらあとはひたすら問題を解きます。
手順はこちら

  1. 問題文を読む
  2. 与件文を読む
  3. 自分なりの解答案を作成
  4. 採点or予備校に提出
  5. 足りていなかった切り口(キーワード)はメモして知識整理(ファイナルペーパーになります)

 

ちなみに私は最終的には3の解答案は切り口のみ記入して、キーワード漏れがないかだけを照合していました。(時間を短縮するため。これで最速で過去問を解くことができたので、あ~前も近い問題あったな~と引き出しが増えてよかったです。短期間で一気に伸ばしたい人にはおすすめです。)
ただし、勉強を始めてすぐはきちんと解答案を作成し、文章構成がおかしくないかも確認したほうがいいと思います。

模試を受けよう

模試は、独学の方の場合でも可能であれば2~3回受けておくといいです。
私は1年目は様々な予備校のものを3か月で4つほどうけましたが、採点基準が各予備校けっこうバラツキがあるので混乱しました。

2年目は申し込んでいた予備校の模試だけでしたが年間で4回受けました。確実に自分の解答精度が上がっていることを実感できたことは自信につながりました。

おわりに

今回は簡単に2次試験に向けた動きを紹介しました。
各事例ごとの対策や、時間があれば読んだほうがいい本などは別途紹介したいと思います。

それでは!

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